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劇場版 海辺のエトランゼ・3回観終わっての感想!ネタバレあり!

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劇場版 海辺のエトランゼ、3回目を観終わったのでまとめで個人的な感想をネタバレありでざっくり書いていきます。

エトランゼシリーズは原作からのファンで、ドラマCDも視聴済みでした。

映画自体3回も同じものを観たのは人生で初めてな気がする!それくらい何度も通いたくなる要素が詰め込まれていると思いました!
海辺のエトランゼ、3回観てみて、個人的に好きなシーンをどんどこ上げていこうと思います!

動いている駿と実央に出会えた奇跡

まず、なんといっても動いている駿や実央に出会えたことに奇跡を感じてしまいました!!!
心を開くまでの実央と、ただただ必死だった駿の初々しさ。また、対照的に3年後の駿の困り顔と、実央の底抜けに明るい眩しい笑顔が印象的な作品でした。

作内での移り変わる心情と天気が印象的

冒頭のシーン駿のいる台所の明るさと、実央のいる夜の海が対照的に描かれていること、また駿が実央の母のことを聞くシーンや本島での雨のシーンなど、かなり天気と心情がマッチングしているなと感じました。
最後の、海へ入っていく2人と、挨拶をして帽子を掴むシーン!劇中で屈指の名場面だと思う・・・春風のエトランゼも映画化しないかなあって思ってしまいました。北海道での駿と実央も観てみたい!!!

原作を知っているからこその楽しみ方

ところどころ原作通りではなくて、読み返してああそうだったな…と思う場面もありました。

電話のシーン

実央の電話するね→絵理からいろいろ言われるとか、実央が携帯電話を既に持っていて本島でかけてくるシーン(約束)のあたりがいい感じにまとめられていた気がする!個人的には約束の電話のシーンもう少し掘り下げて欲しかったけれど・・・十分すぎました。
おなかいっぱい!
そう思えるくらい、本島で駿が走って実央を迎えに行くシーンが最高でした。雨に打たれながら、過去の辛い記憶を断ち切ろうとする姿は心にささった。

バーでの出来事

あと、原作と違うなぁと思ったのは本島での3年間の間、実央が一人バーに行って男から告白されたけど・・・というシーン。過去と重ね合わせてるような描写で映画では描かれていたのですが、バッヂつけてたっけ?と1度目で思い、明らかに服装が違うなというのは2回目で気がつきました。(遅い)

映画で心がギュッとなったシーン

映画版海辺のエトランゼを観て、個人的に心がギュッとなったシーンがいくつかありました。

駿と実央の心の距離

3年後。マイノリティであるから故、実央の心の距離の詰め方に戸惑う駿が言い放つ数々の辛辣な言葉。「なんも考えてねーのな」からの「ぼくちゃんモテモテ~」は最高に嫌味っぽかったし、アイスバーの棒や思わず本を投げたくなる実央のもどかしさもわかってしまう。
彼女がほしいわけじゃない、ただ駿と一緒にいたいから戻ってきた・・・このすれ違いが観ていてつらかった。

そして、2人の心が一つになる本島での出来事。
「普通に女を好きになった方が幸せだったのに」と駿がキスをして実央をギュッとするシーンは涙しか出てこなかった。その後にどうして寝ちゃうんだよ・・・ばかっ!の実央の涙もよかった。泣き顔がきれいな映画だったと思う・・・
行為をするところでも、回想が挟まれながら、いつか好きな人と、こんな風に抱き合えたら・・・という駿の言葉、涙がただただ愛おしかった。こんなに心が洗われるBLはなかなかない!(売り文句大絶賛)

切なかった、桜子の想い

七五三の時の回想シーン。「駿のお嫁さんになるの!」って言葉。ぎゅっと握られた手。「桜子なら、いいよ。」の駿の言葉。高校生の頃の「意気地がないのね」って言葉。どれにも駿への愛情がギュッと詰まっていたと思う。だからこそ、実央と車の中で話をした際の「駿は優しいわよ」のくだりが胸にささってきました。本当はキスだってしていないのに・・・

「自分の好きな人が自分と一緒じゃなくても、好きな人の幸せを願える」

実央も桜子にそのようなことを言っていたけれど、桜子が言うとまた違う意味になってしまう。この台詞に込められた意味が切なくて、幼い頃の握られた手をみて同じ女性としてとても同情して、うるっとしてしまいました・・・桜子ちゃん幸せになってほしい!!

エトランゼワールドを再現し尽くしている!自然音・背景が盛り沢山

沖縄には行ったことがなかったけれど、まるで行った風に感じられてしまうほど、エトランゼワールド(沖縄)の自然の豊かさに感動しました。夜の海は本当に攫われてしまいそうで。雨の音も波の音も汽笛の音もきれい。作中のハイビスカスやブーゲンビリアのお花がとてもきれい。

現実世界を忠実に再現している

Twitterでの感想を一部拝読したのですが、実際に劇中に出てくる“桜坂劇場”という映画館でもエトランゼは上映されているのだそうで!海辺のエトランゼの映画を見てから沖縄に、ますます行ってみたくなってしまいました。
駿の回想シーンはどこか色褪せていて、北海道の雪積もるシーンが多かったのもまた印象的でした。気になったのは、結婚式前の桜子の「いいの?」というシーンでの木からどさっと溶け落ちる雪の塊。演出が細かい!

おいしそうなごちそうだらけ

餃子からはじまり、カレーライス、ポテトサラダ、煮物、鈴ちゃんのドーナツ(サータアンダギーかな?)がとにかくおいしそうに描かれていました!序盤、カレーライスを一口食べた後の実央の目の輝き方が大変良くて必見。そして育ち盛りだからなのか、食べ物の盛り方が半端ない笑 そして誰もツッコミいれない!笑
オリオンビールかな?をみんなで飲んでいるのも沖縄らしいな~と感じました。

かにかにエトランゼの再現!!

これ!!このシーンだけでもこの映画を見る価値があります!!!(絶賛)

かにかまんまを食べる子実央と実央ママのシーン!

続編の春風のエトランゼに書かれている描き下ろし作品をまさか映像化でみられるとは・・・!と思っていなかったのでかわいさにキュンキュンしっぱなしでした・・・演技がとてもお上手!!!

その後2回ほど回想シーン(おにぎりをつくるシーン・海で抱っこして~のシーン)がありますが、ちりーんという風鈴?の音は実央の思い出の象徴なのかなと感じました。
子実央が満面の笑みを浮かべながらの「うまーい!!」を聴くたびに映画館に来てよかった、そう思います。何回でも観たい。合掌!(ちりーん)
1週目の特典の子実央のコースターもかわいすぎて使えません。。。

海辺のエトランゼ・感想!まとめ

海辺のエトランゼ、公開2週目にして3回も観に行ってしまいましたが、悔いはありません。何度観てもエトランゼの世界に入り浸りたい!そう思ってしまう映画は初めてです。
また、入場者特典コンプのため来週も通い詰める予定です。
また気になったところが増えたら追記します!

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